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悪魔は昔は天使でした

前に本気で結婚しようと思った人を

忘れるのに3年かかった。

偶然知り合って

おかしな人から助けてくれた人から結婚を前提に

おつきあいを、と言われても

断った。

突然いなくなったその結婚しようと

思っていた人を思い出してぐしぐし泣きながら冬の道を歩いた。

男っておかしな生き物ね。

忘れると、まるで思い出して欲しいかのように

戻ってくる。

残念。

風の便りで私のいたところで待っていたようだけど

私は行かなかった。

そのうち

そこで私の代わりをすぐ見つけたようだけど、

すぐに好きな人ができた、ごめんんさいと女に振られたようだと

友達から連絡がきた。

あはは。

おかしい。

私ほど一生懸命に

あれほどばかみたいに鵜呑みにして

あなただけ見てくれる女なんて

いやしないのに(笑)

男には妻がいた。

住む家がない、といったお水に

一緒に住むかい?と気軽に言ったそのお客は

その女とスピード入籍したが

「バカで人に対して思いやりがない」

といいながら朝まで会社のソファで眠り家に帰らず

会話もない夫婦。

まりあが一緒にいたら

どんなに楽しいだろうか。

「・・・・・。

どうやったら俺はあなたと一緒にいられる?」

そういって突然カラオケで歌う途中、

口に手をやったかと思ったら

うつむいて震えて泣いた男だった。

ばかね。

一本釣りされたのにはわけがあるでしょう

社長のご子息で都会に出てきて一人暮らし

理工系のいい大学卒、

お金もない親もない女には

またとないATM.

相続する土地や諸々、

リサーチしてから一本釣りしたのに決まってるでしょ。

なんでわからず入籍したんだろう?

そして結婚式の1年後、別れたかった?

ならなんで子供作るの?

本当に帰らない人でした。

クリスマスはまっすぐ家へ帰れ、と会社が返しても

その足でネカフェに出向いて一晩中、

「さみしい家族もいないおっさんだと思われてるんだろうな」と

苦笑しながら私と話していた。

北海道に住んでるくせに

1年に何度も会いにやってきた。

出張も無理やり作って

朝まで仕事徹夜でやっつけて

寝ずにレンタカー借りて何百キロも走って

会いに来た。

「今何してる?」

「・・・・。なにも。そろそろおきようかなと思ったところ」

「もうすぐ着くよ」

・・・・・。

はぁ????

ばかね、死んじゃうわよ!

だって、今日はまりあの誕生日じゃないか。

涙が出た。

でも、

ある人突然いなくなった。

辛い、どうして私は知ってるのに

奥さんは私のこと知らないの?

せめて存在だけでも言わないと私は辛すぎて無理

そういうと

わざと家に着くころ、携帯を鳴らすようになった。

彼は突然、いなくなった。

何の前触れもなく。

私の母が悩み事で

私に会いに来て帰った翌日、

睡眠薬を沢山飲んで自殺未遂して救急車で運ばれた日に。

いつもそうだ。

私がいないときに病んでいなくなったり

大騒ぎを起こす。

きつく怒る人が他にいないせいだろう。

そういうことをすればみんな自分の言うことを聞くと

知っているからだ。

せめてこんな時だけでも、

声なりとも私の傍にいてください。

そうメールを打ったのが彼との最後だった。

私はそのとき、

「限りなくグレーに近いガン細胞になってる」と

医者に言われがん化したらすぐに内臓全摘出と

言われていた。

その結果を聞かずに彼はいなくなった。

どんなに電話してもメールしても

会社が持たせている携帯に電話しても出ることは突然なくなり

消息を絶った。

私は、事故にあったか、急病かと心配しすぎて

何も食べられなくなり、1ヶ月で20キロ痩せた。

1ヶ月経った。

もうあきらめかけた頃、

ツイッターで彼を見つけた。

・・・・・・・・・。

あいた口が塞がらなかった。

能天気に楽しくやっていた。

すすきののポールダンスの店のリンクなんてのも貼ってた。

誰かとのやりとりに

嫁さんがいないと火災が起きたら俺なんか

逃げ遅れて死んじゃいますね なんて書いてた。

もう誰を

何を信じていいのかさえ、わからなかった・・・。

それから数年間、私は無茶苦茶だった。

荒れて荒れて、そうしたところを友達だと思っていた男にさえ

つけいられた。

どうして私なんかに会いにくるの?

どうせあの人と同じようにしか思ってないくせに・

何がお望み?この体だけですか?

そんなことだけのために労力使ってごくろうさまですwwww

そんなふうに

思っていた・・・・。

お前見てると

いたたまれねぇ。俺が傍にいるから。

あんな奴、忘れろよ。

そういって傍にいようとした男にさえ

コバエがうるさかった。

私はコバエすら身辺整理できない男はいらないのとつげ

一切の連絡先を遮断した。

携帯電話を変え、遠くへ引っ越した。

当時仲良くしてた女の子が

コンタクトを取ってきたことがある。

「あいつ(私)が待てなかっただけだ」って言ってた。

あいつ、本当はきっといいやつだと。

数年して

やっぱりそいつはコンタクト取ってきた。

大きい仕事が入った。行くのめんどうくせえけどいくわ。

お前今、名古屋だろ?って

ははは。ばかね。

泊めないわよ?

他の女がいるでしょ?泊めてもらいなさいよ。じゃあね。

どうしてこの住まい、誰にも教えていないのに

教えなくちゃいけないのかしら?

みんな、ばかね。

どうして自分が悲しませた女が

まだ自分のこと思ってくれると思うの?

未来永劫、

あなたとよりを戻すことはありません。

「あいつはさ、死ぬ間際に

きっとおまえのことを思い出して後悔しながら死んでいくさ」

友達が言った。

そうかしら?

思い出したりもしないんじゃないかしら?

だって私より大切なものがあるのだから。

数年後、

実名で顔写真をあげるSNSで偶然見かけた。

淋しそうな目、

もう自分の実家に嫁はついてきてくれない、

娘と帰省したと書かれていた。

あまり幸せそうでは、なかった。

しかし、それが彼の選んだ道である。

もう、心から男を信用することはないけれど

やっと忘れられました。

3年かかりました。

それすら、あなたは知らないでしょうね。

私は嘘を書いた。それを見に来たのも知ってる。

「こんなリングをもらいました。」

綺麗な指輪だった。

確かに素敵な人がくれたが、

その男には妻がいた。

もう、既婚男は二度とごめんなんです。

嘘を書いた。

「幸せです」って。

だからもう、彼から連絡はこない。

私は今でも1人だけれど

幸せです。

男に頼ることなく、

自分の力で生きていけるほどの仕事を手にして

自分の力で自分を幸せにするすべを知りました。

「好きだよ、愛してるよ、まりあ」

どんなに責めてもつらくあたっても

へこたれずそういう彼氏も出来ました。

本当に数年後私を迎えにくるのか

それは知らない。

必ず行くよ、というその言葉

どうしても信じられないの。

そういうと

信じてくれるまで頑張るよ。

好きだよ。と彼は言う。

棒読みで「ありがとう。嬉しいわ」とわざと言う。

ふと、

気づいたことがある。

あんなに苦しんで記憶から消せなかった男達が

すっかり気にならなくなった。

むしろ、恋しいとかそんなことはあったかと思う程

今の私は彼らに怒りすらおぼえる。

私は自分で自分を幸せにしてみせる。

むしろ、そんな頼りない口ばかりの男を

信じていた私が甘ちゃんだった。

男は不言実行。

実行していることが真実。

いつまでも実行できないことは

真実ではない。

今は

あの人の奥さんである人は

かわいそうだなぁ、私はあの人の奥さんでなくて

心からよかった、と思っています。

何も知らないのは

幸せでしょうか?

それとも残酷なのでしょうか?

それは知らない。

私は今

あの人よりあの人の奥さんより

過去に私に関わった誰より

しあわせです。

だって

自分の選んだことで

自分自身の力で自分をしあわせにしているのだから。