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光を灯す。

安直な立ち直り法だな、と思いつつも、ミランダ・カーのトレジャーユアセルフという本を借りてくる。読んでいるうちに、ああ、あたしは深く落ち込んでたんだなって気づいた。

客観的に気づけたのって、大きいね。

大切な人を失ったきっかけは、精神を病んでいる家族が酷く荒れて、恐ろしい電話をかけてきた事が原因だった。

でも、問題の根本は、たぶんそれじゃない。

ずっと・・・心も身体も、激しく要求されるがままにただ、与えていた。

生まれて初めて、世界に独りじゃないんだな、と感じる事が出来た、人だった。

失うのが怖くて、摩擦が怖くて、許しちゃいけないことを要求されてそれを許しはじめてから、彼は、人が変わったようになった。

私の声を聞いただけで欲情するようにまで。

よく考えれば、前の人もそうだった。

激しく求められて、そして、ある日突然去っていく。

私は、彼との付き合いの中で、私を大切にしてなかった。

だから土壇場で、彼は去った。

私の価値を私に感じていなかったから、彼も私の価値に気づかなかった。

私を失うことの意味を彼が理解できないくらい、私がただ便利でファストな存在だったということ。ただ、それだけのことではないのか。

そう、気づいてしまった。

残された自分に目を向けたら、自分の全てが相手軸で、何もないような気がした。

でも違う。

何もないんじゃない。あるんだ。

あるけれど、思い込みで、見えていないだけなんだと。

彼に言えず飲みこんできた幾多の言葉があるということは、在るんだ、それは。

誰でもないということは、誰にでもなれるという事・・・

誰にでもなれるという事は、私自身にもなれるという事なのだから・・・・

私に、回復するための繭を与え、魂に静かに光を灯してゆこう。

それは私にしか、できないことなんだよな・・・