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物分かりのいい人が多い

フランスでは、スーパーが賞味期限切れの食べ物を捨てるのを法律で禁止しています。

捨てる代わりに、フードバンクと言われる慈善団体などにそういった食べ物を寄付することが義務付けられてるんですね。

「捨てるの勿体ないじゃん。ホームレスとか難民にあげたら?ゴミも減るし良いことだらけじゃん」という素朴な発案から始まって法律になりました。

日本でこういう案が出たとしたら、

「廃棄したものを食べて、病気になる人が出たらどうする?」

「お金を出して買うのが馬鹿らしくなる。」

「ホームレスが増えたら、誰が責任取るの?」

とかとか、いろんなデメリットを主張してくる人が出てきて、

法律としては成立しない気がするんですよね。

フランスの食料廃棄規制の法律は2014年に発案されて、たった2年で施行されました。

日本政府がやろうとした場合に、事前に大手スーパーやら百貨店やらと協議をして、妥協案を探してみたりして、なんとか関係各所が合意してくれるように下準備を重ねたりします。

色んな人が困らないように、いろいろとみんなで考えてくれるのは、すごくいいことだとは思うんですが、全員が合意出来ないと、物事が進まないってことなんですよね。

もしくは、全員が合意するまで、物凄い時間がかかるとか。。。

例えば、羽田空港の国際化は2010年からようやく始まりました。たった6年前です。

これは、成田空港が使われなくなるのは良くないよねーみたいな話があって、千葉県が納得する状況になるまで、物事が進まなかったのですね。

おかげで、アジアのハブ空港としての地位は、韓国のインチョン空港や、シンガポールチャンギ空港に取られてしまってるのが現状です。

「全員が納得出来なければ、前に進めません」

というのに対して、

「やってみて、問題が起きてから考えればいいんじゃない?」

という進歩をする側と、

「では、前に進むのは辞めましょう」

って立ち止まる側とどっちがいいかという話なんですよね。

物わかりのいい大人が多いってことは、それだけ恵まれてるってことだと思うんですが、本当にそれでいいんですかね?