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おすすめ出来ないがおすすめしたい最低最高映画

※視覚的精神的にもグロいです注意

ファウンド

「僕の兄さんの部屋には首がある」

そんな主人公のモノローグで始まるこの映画

なんだありきたりな突飛なホラーな感じねはいはいとか序盤はギターしながら見てました。

主人公にはサイコパスな雰囲気漂わせた兄貴がいるんだけど、

部屋にメタルのポスター、ガスマスクといった定形のサイコパスといった趣で

特におもろくない。

兄貴の影響で弟がおかしくなって

っていう展開かしらと思ってたら、

弟はいいこのままで進むんです。

しかし「兄の部屋には首がある」

事を受け入れている。でもいいこ。

ここでぞくっとして、そこからはぐいぐい引き込まれました。

いじめられっこだった弟は、兄貴のいい方の影響(強さ)悪い方の影響(頭のネジが外れてる)両方を受け、いじめっこと戦ったり、兄貴とのきずなを深めたり

物語は混沌していく。

兄弟愛?いやいや、首もってる兄貴と

それを知ってる弟?しかもいいこ!

静かに狂ってる。面白い。

そして終盤、弟が身につけたいじめっこに負けないこと、成長した事、

そんな普通に考えたらいいことが、

阿鼻叫喚の世界へと繋がってしまう。

終盤の展開、特にラストシーンのたった1〜2秒の衝撃は、ホラーではここ数年でもピカ一でダークキラ星二重丸な、素晴らしい狂ったラストシーンでした。

映画って、引き算の美学もあると思っていて、ホラーだと過剰になりすぎると「あーまあ作り物だからな」っていう冷めた気持ちになるんだけど、この映画はそこをわかってるというか、ゴアシーンが必要な場面は徹底的に描写し、台詞と悲鳴だけで語るべきところは徹頭徹尾、見せない。

見せない、の後にパッと、結果だけを見せる。

ここらへんの差し引きが素晴らしかった。

ミヒャエルハネケがホラー撮ったらこんな感じかも。ハネケも引き算の天才だしね。

久々にぶっとんだ。唖然とした!

精神的視覚的グロホラーの平気な方には是非ともおすすめしたい、○ァッキンスペシャルな映画です。